夜にかけた形は、枕との摩擦と寝返りで崩れやすい。夜は「下ごしらえ」まで
仕上がりを一日もたせたいなら、ヘアアイロンは朝が基本です。夜にかけると、寝ているあいだの寝返りや枕との摩擦、寝汗で形が崩れやすく、結局朝もう一度かけることになりがちです。夜に向いているのは「下ごしらえ」。完全に乾かしたあと、うねりやすい前髪や毛先だけを軽く整えておき、朝は根元を直すだけにします。
朝でも夜でも変わらないのは、完全に乾いた髪にかけること、140〜160℃を目安にすること、同じ場所に当てるのは数秒までにすること。この3つを守れば、時間帯はライフスタイルで選べます。
朝と夜、それぞれの向き不向き
朝にかける |
夜にかける |
|
|---|---|---|
仕上がりのもち |
一日もちやすい |
寝ているあいだに崩れやすい |
向いている人 |
毎朝時間が取れる人、湿気の多い季節 |
朝がとにかく忙しい人、前髪や毛先だけ整えたい人 |
髪への負担 |
乾いた髪にかければ同じ |
乾いた髪にかければ同じ。寝る前に熱を残さないこと |
やりがちな失敗 |
半乾きのままかける |
寝ぐせをそのまま押さえる、枕でこすれる |
夜にかけるなら:崩れにくい3ステップ
きつく結ぶと結び跡がつくので、シュシュや太めのゴムでゆるく。朝は根元を軽く水で湿らせて乾かし、必要なところだけ整えます。

朝にかけるなら:時短の順番
- 寝ぐせのある部分の根元を軽く湿らせ、ドライヤーで根元から乾かす
- アイロン前用の表示があるミルクやミストを薄く。乾くまで待つ
- 140〜160℃で、毛先から中間へ。同じ場所は数秒まで
- 仕上げにヘアオイルを1〜2滴、ワックスなどは最後
前後につけるものの順番は「ヘアアイロンの前にヘアオイル・ヘアミルクはつける?順番の基本は「前は薄く、後は仕上げ」」、毎日使う人の温度と当て方は「ヘアアイロンは毎日使っていい?傷みにくい温度と3つの工夫」、仕上げのワックスは「ヘアワックスをつける順番:アイロン・ヘアミルクとのタイミング」で解説しています。
朝でも夜でも避けたいこと
- 濡れた髪、半乾きの髪にかける
- 同じ場所に何度も通す、長く当て続ける
- 熱いままの髪をすぐ結ぶ、すぐ枕に乗せる
- 乾かさずにかけて時短したつもりになる。乾かす時間のほうが、かけ直す時間より短い
乾燥の季節に髪が広がるときの応急対処は「髪の静電気を抑えるには?乾燥の季節の応急対処と予防の習慣」に、ヘアミルクとオイルの使い分けは「ヘアミルクとヘアオイルの違い:髪質と目的で選ぶ使い分けと併用の順番」にまとめています。
よくある疑問Q&A
Q1. 夜にかけて、朝また直すのは二度手間では?
A. 全体を2回かけるなら二度手間です。夜は前髪と毛先だけ、朝は根元だけ、と役割を分ければ、合計の時間は朝に全部かけるより短くなります。
Q2. 夜にかけたあと、結んで寝てもいい?
A. 熱が冷めてからなら大丈夫です。頭の上のほうで、シュシュなどでゆるくまとめます。きつく結ぶと跡が残ります。
Q3. 湿気の多い日は、朝かけてもすぐ戻ります。
A. 乾かし方で差が出ます。根元まで完全に乾かしてからかけ、仕上げのオイルで表面を整えると、湿気の影響を受けにくくなります。それでも戻る日は、まとめ髪に切り替えるのも一つの手です。
髪や頭皮にかゆみ・赤みなどの異常を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科専門医などに相談してください。ヘアアイロンは取扱説明書に従い、濡れた髪には使用しないでください。
まとめ:ヘアアイロンは朝か夜か
- 仕上がりのもちを優先するなら朝。夜は前髪・毛先の下ごしらえまで
- 夜にかけるなら、完全に乾かす → うねる部分だけ → 冷めてから髪を上にまとめて寝る
- 朝でも夜でも、乾いた髪に140〜160℃、同じ場所は数秒まで
- 時短の本体は「乾かす」こと。かけ直すより早い



