回数を減らす道具は、アイロンではなくクリップ。束を薄く取れば一度で決まる
ヘアアイロンを同じ場所に通す回数は、1〜2回までが目安です。何度も通してしまう原因は、たいてい毛束が厚すぎる、髪が乾ききっていない、温度が低すぎて滑らせる速さが速すぎる、の3つ。回数を増やすより、毛束を指1本分の幅まで薄く取り、140〜160℃で一定の速さで滑らせるほうが、髪への負担が少なく、仕上がりも整います。
「決まらないからもう1回」を繰り返すと、1か所に当たる合計の時間が長くなります。同じ場所に当てるのは数秒まで、という基本は、回数ではなく合計時間の話だと考えてください。
何度も通してしまう3つの原因
原因 |
見直し |
|---|---|
毛束が厚い |
指1本分の幅、厚さ1cmほどに分け取る。クリップで残りを留める |
髪が乾ききっていない |
根元から完全に乾かす。半乾きは何度通しても決まらない |
温度が低い/速すぎる |
140〜160℃を目安に、毛先まで一定の速さで。止めない、戻さない |
温度と毎日使う場合の目安は「ヘアアイロンは毎日使っていい?傷みにくい温度と3つの工夫」、前後につけるものは「ヘアアイロンの前にヘアオイル・ヘアミルクはつける?順番の基本は「前は薄く、後は仕上げ」」で解説しています。
1〜2回で決めるための手順

髪質別のひと工夫
髪質 |
回数を減らすコツ |
|---|---|
細い・柔らかい |
低めの温度でも1回で決まりやすい。140℃前後から |
太い・多い |
束を薄く取ることが最優先。温度を上げるより束を分ける |
うねりが強い |
根元近くをしっかり挟み、毛先までゆっくり一定に。前髪は最後に |
カラー・パーマ後 |
温度は低めから。決まらない場合も回数ではなく束の厚さで調整 |
回数より大事な「合計時間」
1回3秒を3回通せば、その場所には9秒の熱が当たります。1回で決めれば3秒です。通す回数を数えるより、「この毛束に何秒当たったか」を意識すると、自然と束を薄く取るようになります。
朝と夜のどちらにかけるかは「ヘアアイロンは夜と朝どっちにかける?「朝が基本、夜は下ごしらえ」の理由と、夜かけるときの寝方」、仕上げのワックスやオイルは「ヘアワックスをつける順番:アイロン・ヘアミルクとのタイミング」にまとめています。
よくある疑問Q&A
Q1. 前髪はどうしても2〜3回通してしまいます。
A. 前髪は束が薄いぶん決まりやすい場所です。何度も通すなら、温度が低いか、湿っているかのどちらかが多いです。完全に乾かして、1回で通してみてください。
Q2. 温度を上げれば1回で決まりますか?
A. 上げるより先に束を薄くしてください。160℃までで決まらない厚さは、温度ではなく分け方の問題です。
Q3. 通したあとすぐ触ると、形が戻ります。
A. 熱が冷めるまで触らないでください。形は冷めるときに決まります。通したらそのまま数秒おき、冷めてから手ぐしを入れます。
髪や頭皮にかゆみ・赤みなどの異常を感じた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科専門医などに相談してください。ヘアアイロンは取扱説明書に従い、濡れた髪には使用しないでください。
まとめ:同じ場所に何回通すか
- 目安は1〜2回。3回目に進むより、束を分け直す
- 毛束は指1本分の幅・厚さ1cmほど。厚い束が通し直しの最大の原因
- 完全に乾かし、140〜160℃で一定の速さ。止めない、戻さない
- 数えるのは回数より、その場所に当たった合計の秒数



