顔のクリームは、「適量を5か所に分けて置いてから、部位ごとになじませる」のが基本です。量の目安はパール粒1〜2個分。手のひらで一気に伸ばすと、最初に触れた場所にばかり多くついて、ムラとベタつきの原因になります。
「なんとなく全体に伸ばしている」という方こそ、置き方となじませ方を少し変えるだけで仕上がりの均一さが変わります。順番に説明します。
量の目安:パール粒1〜2個分から
一般的な目安はパール粒1〜2個分。乾燥が気になる時期は2個分から調整し、商品に使用量の記載があればそちらが優先です。ジャータイプは指で直接すくわず、スパチュラを使うと衛生的です。
スパチュラの使い方と代用のコツは「スパチュラは使ったほうがいい?ジャータイプのクリームを清潔に使う基本」で解説しています。
まず「5点置き」:額・鼻先・あご・両頬
取ったクリームを、額・鼻先・あご・両頬の5か所に分けて置きます。これだけで「顔の上半分だけ厚い」「頬に届く頃には手に残っていない」というムラがほぼなくなります。置いたら、それぞれの点を周囲に向かってやさしく広げていきます。
部位別:なじませ方のコツ
部位 |
なじませ方 |
|---|---|
頬 |
内側から外側へ、頬骨に沿って下から上へ。指の腹全体でやさしく |
額 |
眉の上から髪の生えぎわへ向かって。生えぎわの塗り残しに注意 |
目もと・口もと |
薬指の腹で最後に。強くこすらず、置くようになじませる |
小鼻のわき |
残ったクリームを薄く。厚塗りはベタつきやすい場所 |
フェイスライン・首 |
手に残った分をあごから耳の下、首すじへ。塗り忘れやすい場所 |

頬は下から上へ、指の腹でやさしく。力はいらない
仕上げに、手のひら全体で顔を包み込むように数秒プレスすると、表面のベタつきが落ち着いてなじみが早くなります。すり込むのではなく「押さえて待つ」のがコツです。
やりがちなNGと直し方
やりがちなNG |
直し方 |
|---|---|
手のひらで一気に全体へ伸ばす |
5点置きしてから部位ごとに広げる |
ベタつくから量を極端に減らす |
パール粒1個分は確保し、薄く均一に。仕上げのプレスで落ち着く |
目もとに強い力でこすり込む |
薬指の腹で置くようになじませる |
首・フェイスラインを塗り忘れる |
手に残った分を下へ運ぶ習慣に |
クリームは夜のスキンケアの最後のステップです。全体の流れは「夜のスキンケアの順番は5ステップ|クレンジング→クリームの基本の流れ」をどうぞ。
まとめ:顔のクリームの塗り方
- 量はパール粒1〜2個分(表示があればそちらが優先)
- 額・鼻先・あご・両頬の5点置きでムラを防ぐ
- 頬は下から上へ、目もとは薬指で。どの部位も力はいらない
- 最後に手のひらで数秒プレス。首・フェイスラインまで忘れずに
よくある疑問
Q. 朝もクリームを塗ったほうがいいですか?——肌質と季節によります。乳液とクリームの使い分けは「乳液とクリームはどちらか一つでもいい?肌質と季節で決める使い分けの基準」で整理しています。朝に使う場合は量を少なめにすると、メイクへの影響が少なくなります。
Q. ベタつきが気になって続きません——量を半分に減らすより、5点置き+プレス仕上げに変えるほうが解決しやすいです。それでも気になる場合は、テクスチャーの軽いタイプを選ぶ方法もあります。
Q. 目もとは専用のアイクリームが必要ですか?——顔用のクリームでも目もとに使えるものは多くあります。目もと専用品を使うかどうかは、商品の表示と肌の状態に合わせて選んでください。
使用中に赤み、はれ、かゆみ、刺激などの異常が現れた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科専門医などに相談してください。
今夜、いつもの量を5か所に分けて置くところから始めてみてください。同じクリームでも、届き方が変わります。




