秋本番。冬への備えのエイジングケア

秋本番、冬への備えとしてのエイジングケアを紹介する記事。晩秋の空とススキが、これからの季節の乾燥対策とスキンケアを想起させます。

本来、秋本番から晩秋に向かうはずの11月ですが、各地で夏日を記録する日が続いたり、季節外れで桜の開花が報道されたりと、植物たちにとっても季節を勘違いするような異例な気候状態が続いています。気温や湿度の変化は肌状態に密接に関わっていますので、今年の11月は例年とは異なるスキンケアへの取り組みが求められそうです。11月中旬以降には、本来の気候に戻ることを想定して、今回は冬への備えとしてのエイジングケアについてお届けしたいと思います。


2023年気候の特徴

過去10年間の東京の平均気温の推移を振り返ると、例年は16℃前後であるところが、今年(2023年)の平均気温は18.9℃に跳ね上がる結果となりました。猛暑の夏の影響を引きずるように、10月も25℃以上の夏日を12日も記録し、この傾向は11月に入っても続いています。湿度は平年並みの67%でしたので、気温のみが高い10月となりました。つまり、気温は高めでしたが湿度は着実に秋を深めていますので、乾燥の本番である冬に向かって季節が進んでいることは間違いありません。未だ、肌の乾燥を実感されていない方も多いかと思いますが、大気の乾燥とともに肌の乾燥が着実に進む時期ですので、乾燥を意識したスキンケアへのシフトが大切です。

東京の気温と湿度の気象データグラフ。2023年は高温でも湿度が低下し、肌の乾燥が進むため冬への備えの保湿ケアが重要です。

冬への備えとして意識したいスキンケアのキーワード

冬への備えとしてのスキンケアは「保湿強化」と「バリア機能強化」の二つを意識しましょう。

1.保湿強化

秋から冬にかけては、大気の乾燥という外的な環境に加えて、肌自身からの水蒸散量も上昇することから、内からも外からも乾燥が進む状況にあります。さらに、年を重ねるにつれ肌の潤いの源ともいえるNMF(天然保湿因子)の生成能力も衰えることから、乾燥の季節と相まって肌の乾燥が一気に進むこととなります。化粧品により、しっかりと肌に潤いを与えることが大切です。

2.バリア機能強化

夏場に最も増える皮脂分泌は秋から冬にかけ一気に低下することがわかっています。皮脂は表皮の皮脂腺から分泌された皮脂がクリーム状になったもので角質層内の水分の蒸発を防ぎ、外からの様々なストレスから肌を守ります。この季節、皮脂分泌は減り続けるので、皮脂膜の機能低下を補う保湿クリームも欠かせません。

潤いを「与え、逃がさない」スキンケアに取り組むことで乾燥の冬に備えましょう。


エイジングケア

前月の『秋本番のスキンケア。紅葉にヒントあり!』では美容の観点からの「抗酸化」について触れましたが、今回はその続編ともいえる「エイジングケア」についてお伝えします。

エイジングケア、アンチエイジングとは?

エイジング(=Aging)とは、「加齢」「老化」を意味する英語ですが、「あらがう」「ふせぐ」を意味するアンチ(=Ant)を加えることでアンチエイジング(=Anti+Aging)、つまり、「抗加齢」「抗老化」との意味になります。薬機法ではアンチエイジングとの用語は化粧品の効果効能としては使用できず、その代替としてエイジングケア(=年齢に応じたケア)との用語使いが一般的です。

若々しい肌が加齢で変化する様子のイラスト。生理的老化によるシワやたるみの進行を示し、冬に向けたエイジングケアの重要性を解説。

1.自然(生理的)老化

年齢に伴う生理的な老化を指します。ヒトは生まれた瞬間を100とすると細胞の再生能力は年齢を重ねるとともに低下し続けます。肌に関していえば、コラーゲンも保湿の源であるNMF(天然保湿因子)も加齢により生成能力が衰えることから、生理的老化を避けることはできません。この生理的老化を助長するその他の要因があり、結果として、肌老化の個人差にも繋がると考えられています。

2.生理的老化を助長する要因

肌老化の要因を示すスキンケアの図解。加齢に加え、酸化ストレス・光老化・糖化が肌の表皮や真皮に与える影響を説明しています。

①酸化ストレス(活性酸素増)

紫外線、放射線、大気汚染物質、たばこ、化学物質など酸化ストレスが原因で発生する酸化力の強い活性酸素(フリーラジカル)による身体の酸化現象を指します。
活性酸素のターゲットはタンパク質、脂質、核酸、糖など広範囲であり、活性酸素により酸化された細胞分子は、正常な構造・機能を失うこととなり、結果、様々な疾病や肌老化の要因ともなります。

②光老化

太陽光線を長期間・無防備に浴びると肌の光老化がおこります。表皮では、B紫外線(UVB)の影響でメラニンをつくり肌を守るのですが、過剰な日焼けでメラニンが大量につくられるとしみの原因になります。真皮では、コラーゲンとエラスチンで肌の弾力が保たれているのですが、A紫外線(UVA)や近赤外線(NIR)を浴び続けるとコラーゲンとエラスチンは変性しシワ、たるみが生じることとなります。

③糖化

体内で消費し切れずに余ってしまった過剰な糖質は、体内のコラーゲンやエラスチンなどのタンパク質を結合・変性させてAGEs(Advanced Glycation End Product : 最終糖化物質)と呼ばれる、弾力の無い物質を生み出します。AGEsは分解・排出されにくく、蓄積されてゆき、肌老化だけでなく健康面でも美容面でも悪影響を及ぼします。

秋本番~晩秋の11月。「潤いを与え、逃がさない」冬への備えのスキンケアとエイジングケアについてお届けしました。
次回のテーマは「1年の振り返り」をお伝えします。

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