環境のゆらぎに注意!

春の美しいチューリップを背景に、寒暖差や花粉による肌ストレスと保湿スキンケアの重要性を示唆しています。

やわらかな春風を頬に感じ、草木が芽吹き始める4月。入学や新学年、入社、人事異動など、公私ともに生活環境やリズムが大きく変化する時期です。季節は春本番に突入するものの、花粉や黄砂などの飛散も多く環境のゆらぎと合わせて、肌状態もゆらぐ時期とも言えます。さてそんな4月皆さんはどのように過ごしますか?


4月。春本番特有の環境ストレスとは

春の「寒暖差ストレス」を裏付ける2022年東京の気象データ表。4月は特に気温差が激しく、肌のバリア機能が低下しがちであるため、ゆらぎ肌対策の重要性が分かります。

 

1.外的環境のゆらぎ(外的ストレス)

昨年2022年、東京の気象データを振り返ると、春本番4月の気候面での肌環境は、かなりゆらいでいたことが分かります。

<寒暖差ストレス> 

2022年の4月は、年間最高水準の寒暖差となりました。寒暖差は肌ストレスとなり、寒暖差アレルギーや寒暖差疲労の誘因となってしまいます。

<太陽光ストレス> 

2022年4月の東京は30日間の半分、15日も降雨を観測していて、4月としては晴れ間の少ない月でした。その結果、日照時間も全天日射量も比較的少ない4月となってしまいましたが、本来は年間最大の日照時間を記録する5月に近い太陽光ストレスが降り注ぐ月となるのが常です。なので、雨が多いといっても太陽光ストレス対策は抜かりなくすることをオススメします。

<花粉、黄砂などの飛散物質ストレス> 

花粉ストレスのピークは4月中旬辺りまでですが、4~5月にかけては黄砂飛来がピークを迎えるので、ダブルで飛散ストレスが肌を襲います。別の要因で肌不調や肌トラブルに陥っている人は、敏感状態にふれている肌に、これらの飛散物質ストレスが追い打ちをかけることになってしまいます。

2.生活リズムの変化によるゆらぎ(内的ストレス)

4月特有の内的ストレスとしては、生活リズムの変化が挙げられます。新入学となった学生や新社会人の方々にとって、通学・通勤は大きな生活リズムの変化となります。生活リズムに合わせて、就寝・起床時間を変える方も多いでしょう。人事異動などで職場や業務が変更となる方にとっても、緊張をともないながら新しい職場や環境に慣れなければなりません。このような生活リズムの変化が心理的なストレスにつながり、様々な肌不調の引き金となりかねません。


マスク生活からの解放?

マスクを外す女性のイメージ写真。長年のマスク生活で敏感になった肌には、保湿とバリア機能の強化が不可欠です。ゆらぎやすい肌を健やかに保つスキンケア方法を紹介します。

 

3月13日より、マスク着用は個人の判断となりました。3年にも及ぶマスク生活からの解放への第一歩ですが、周囲を気にしがちな日本人は、なかなかマスクを外せない状況にあるようです。コロナの感染状況を鑑みて、徐々にマスクを外す人が増えてくるのではないでしょうか?

マスク生活からの解放への備えとして、マスクによる肌荒れ&マスクによる蒸れにより敏感な状態に傾きがちな肌を整えるスキンケアを意識しましょう。具体的には、「保湿」と「バリア機能強化」です。

洗い過ぎずマイルドなクレンジング・洗顔の後、保湿力の高い化粧水美容液でケアし、ジェルやクリームでの仕上げをしっかり行うことで肌のバリア機能を高めましょう。


肌自身が備えている「バリア機能」について

肌のバリア機能の仕組みを解説する図解。角質層のNMFやセラミド、そして皮脂膜が、外的ストレスから肌を守り、水分の蒸散を防ぐ重要な役割を担っていることが分かります。

 

1.バリア機能のメカニズム

肌の表皮の最も外側に存在する「角質層」と皮脂線より分泌され角質層を覆うように存在する「皮脂膜」のふたつが肌のバリア機能を発揮しています。具体的には、下記の2大機能が発揮されています。
①飛散物質や紫外線などの外的刺激・ストレスをブロックし肌を保護する
②肌内部からの水分蒸散を抑制し保湿を維持する

2.角質層のバリア機能成分【NMF】

角質細胞内に存在するアミノ酸およびその誘導体を主成分とする保湿成分で、天然保湿因子(Natural Moisturizing Factor)と呼ばれています。水分を抱え込んで肌の保湿を維持することに一役買っているのですが、加齢とともにヒトの体内で生成されるNMF量は減少することが報告されています。また、乾燥肌や老人性乾皮症の方のNMF量も低下していることが確認されています。その意味でも、化粧品で外から保湿成分を補うことが有用であることがわかります。

3.角質層のバリア機能成分【セラミド】

角質層内で角質細胞間の隙間を埋め、角質細胞と細胞間の水分を繋ぎ止めているセラミドという成分も、NMF同様に角質層の水分・保湿維持機能を発揮してくれています。残念ながら、このセラミドも加齢とともに減少することがわかっています。

角質細胞内のNMF、そして角質細胞間のセラミドがダブルで角質層そのものの水分・保湿を維持しつつ、水分の蒸散も抑制してくれています。このふたつの成分が減少し、乾燥肌に傾いた肌は水分蒸散を防げないばかりか、外敵ストレスをブロックし肌を保護する機能の低下を招いてしまいます。

4.肌の最後の砦「皮脂膜」

皮脂膜とは、皮脂腺から分泌された皮脂と汗腺から分泌された汗、ターンオーバー(角質代謝)にともなう分解物、外的に付着した埃などが混ざりあったPH 4~6弱酸性の乳化物です。

皮膚表面を覆うように存在するので肌水分の蒸散を抑えるだけでなく、弱酸性であることから、雑菌の繁殖を抑え、肌に触れる酸やアルカリ性物質を中和し刺激を和らげたりしてくれます。このような役割から皮脂膜は“肌の最後の砦”と形容されます。

一方で皮脂分泌が多すぎると、べたつきや、外的物質が付着しやすくなるなど、肌にとってマイナス面もあります。大切なのはクレンジング・洗顔で皮脂を落とし過ぎず、皮膚表面の皮脂量をコントロールすること。分泌量そのものは性ホルモンに影響され自らはコントロールできませんが、食生活含め生活スタイル全般を乱すことのない様、心掛けることも必要です!

天然保湿因子(NMF:Natural Moisturizing Factor)、セラミド、皮脂膜の3要素が働き、肌のバリア機能を発揮しています。保湿ジェル・乳液・クリームなどの化粧品が、このバリア機能をさらに補います。


「環境のゆらぎに注意!」いかがでしたでしょうか?

新しい生活とともに、肌もゆらぎやすいこの季節しっかりと対策をしていきましょう。
さて次回のテーマは「ベストシーズン5月のスキンケア」をお伝えします。

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  • 美髪をキープ!髪をいたわるヘアケアルーティンとヘアアイロンの正しい使い方

    毎日スタイリングを手軽にしながら、美しい髪を保ちたい方へ。適切なヘアケアとヘアアイロンの使い方を工夫すれば、髪への負担を抑えながら、まとまりのあるスタイリングが可能です。この記事では、ヘアアイロンの正しいスタイリング方法やヘアケアルーティンを解説し、さらに髪へのダメージに配慮した設計のメデュラックス コームアイロンをご紹介します。   工夫次第でヘアアイロンを使いながら美しい髪は保てる ストレートやカールなど様々なスタイリングを叶えるヘアアイロン。しかし朝のスタイリング、「ヘアアイロンだけ」で済ませていませんか?また、「なんとなく」ヘアアイロンを使っていませんか?ヘアアイロンを正しく使い、前後にちょっとした工夫を加えることで、仕上がりはもちろん、髪型を長持ちさせ、さらに熱や摩擦などの髪への負担も軽減することができます。忙しい方でも簡単にできるひと手間で、ダメージを抑えながら、崩れにくいまとまりのある髪を手に入れましょう。   美しい仕上がりをキープする、ヘアアイロンの使い方と前後のケア スタイリングに便利なヘアアイロンですが、使い方を誤ると髪へのダメージが進みやすくなる上、思ったような仕上がりになりにくくなります。ここでは、ヘアアイロンの適切な温度設定や使い方のコツに加えて、髪を守り、綺麗な仕上がりを長持ちさせるための「使う前の下準備」と「使用後の仕上げ」までまとめて解説します。   スタイリング前:ダメージから髪を守る下準備 髪の負担を抑え、スムーズにヘアセットするために、ヘアアイロンを使う前に準備をしましょう。まず、濡れた髪はキューティクルが開き、ダメージを受けやすい状態です。そこにヘアアイロンの高温の熱が加わると、髪内部の水分が蒸発し、乾燥やパサつきの原因となります。濡れているときは根元から乾かした上で使用しましょう。また、髪が絡まった状態でヘアアイロンを通すと、髪が引っかかり、摩擦を与えてダメージを進行させてしまいます。スタイリング前に軽くブラッシングして、髪の流れを整えましょう。さらに、髪を上下左右にいくつかブロックを分けると、ムラなく全体にスタイリングしやすくなり、作業時間も短縮できます。   失敗しない!ヘアアイロンの正しい使い方 ヘアアイロンの温度は、髪質や髪型に合った温度で使うのがポイントです。一般的に低い温度の方がダメージが少ないと言われており、初めて使用するときは低温から試しましょう。また、軟らかく細い髪質の方や前髪のカールには100~140℃程度がおすすめです。硬く太い髪質などヘアアイロンの熱が伝わりにくい場合は、160~180℃程度の高温のほうがしっかりスタイリングできます。また、ヘアアイロンを通すときのコツはまず「1回の毛束を少量にすること」。2~3cmを目安に少量ずつ行うことで、均一できれいに仕上がります。 また、ヘアアイロンを通すときはゆっくりと一定のスピードで通すこともポイントです。長く当て続けるとダメージに繋がるため、止めずに通しましょう。巻くときも、回転し続けながら通すことで、綺麗でなめらかなカールを作れます。   ヘアアイロン使用後:ツヤを与え、まとまりをキープする仕上げ スタイリングが終わったら、仕上げのひと手間で髪型をキープしましょう。ヘアスタイルを整えたり、維持させるスタイリング剤ですが、髪が熱を帯びている状態で付けてしまうと、うまくなじまずムラの原因になる上、髪型がくずれる可能性も。スタイリング剤は熱が完全に冷めてから使用しましょう。根元につけると頭皮がべたつく原因になりますので、毛先を中心に軽くつけるのがポイントです。アイテムは、ツヤやうるおいを与えたい場合は、ヘアオイルやヘアミルクがおすすめです。ヘアオイルはさらさらとまとまりのある質感に、ヘアミルクはしっとりとしたなめらかな指通りに整えます。作ったスタイルを一日中キープしたい場合は、ヘアスプレーがおすすめ。束感や動きを付けたい部分にはワックスを少量付けて整えましょう。   時短×ダメージ軽減を叶える「メデュラックス コームアイロン」 「髪へのダメージを抑えながら、短時間でスタイリングを完了させたい」そんなお悩みをお持ちの方におすすめの、「メデュラックス コームアイロン」をご紹介します。   ひとくしでまとまる髪に。コーム型のヘアアイロン アクシージアのメデュラックス コームアイロンは、コーム部分に髪を通すことで、寝ぐせ直しからヘアセットを叶える、次世代*のヘアスタイリングツールです。セラミックコーティングされた25枚の発熱プレートと、過度に挟みすぎない設計で、熱や摩擦ダメージを軽減しながら、髪をつぶさず、スピーディなスタイリングを実現。ストレートだけでなく、回転させながら通すことでカールも作ることができます。 * アクシージアにおいて  ...

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  • 角質層まで浸透がカギ!美顔器で「塗る」から「届ける」攻めの目もとケア

    鏡を見るたびに気になる目もとの乾燥による小じわやくすみ。せっかくお手入れしても、「本当に肌に届いているの?」と感じることはありませんか?年齢を感じやすい目もとをケアする鍵は、スキンケアを角質層までしっかり浸透させること。そして、そのサポート役に頼もしいのが美顔器です。この記事では、目もとケアで重要な角質層への浸透メカニズムと、今日から実践できる美顔器を使った目もとケアのポイントを詳しく解説します。   見た目年齢に差がつく!目もとケアの鍵は「角質層」 目もとは、顔の中でも特に皮膚が薄く、年齢と共にエイジングサインが現れやすいパーツです。目もとの印象の変化をケアするためには、肌表面だけにうるおいを与えるのではなく、美容成分をしっかり角質層まで届けることが大切。角質層までうるおった肌はキメが整い、ハリのある若々しい印象へと導きやすくなります。   角質層と浸透の関係:肌を守り美肌へ導くスキンケアの基本 ここでは、目もとケアで要となる角質層の役割と、美容成分の浸透のメカニズムについて解説します。 角質層は肌の水分保持とバリア機能を担う 角質層は、私たちの肌の一番外側に存在する、厚さわずか0.02mm程度の薄い層です。外部からの刺激を防ぐ「バリア機能」と、肌の水分が蒸発するのを防ぎ、うるおいを保つ「保湿機能」という重要な役割を果たしています。角質層がうるおいで満たされていると外部からの刺激をブロックしながらも、なめらかで美しい肌を保つことができます。逆に乾燥していると、肌のキメが乱れ、様々な肌のトラブルを招く原因となります。   浸透とは「角質層まで美容成分が届くこと」 スキンケアにおける「浸透」とは、化粧品の美容成分がこの角質層まで届くことを意味します。しかし角質層はバリア機能を持つため、すべての成分が浸透するわけではありません。分子が大きい成分や油性成分は届きづらいため、いかに角質層まで届けるかがスキンケアの重要ポイントです。   目もとの肌は乾燥や角質層の乱れで浸透しにくいパーツ 目もとの肌は特に乾燥しやすく、刺激を受けやすい構造 目もとは、皮膚が薄い上、皮脂腺の数も少なく、うるおいを保ちにくい構造をしています。また、まばたきなどによって常に動き続け、目をこするなどの物理的な刺激や、空調や紫外線など外部の刺激を受けやすいです。そのため、目もとの肌はとても乾燥しやすい状態になっています。   乾燥・ターンオーバーの乱れが角質層を硬く厚くする 肌は乾燥が進むと角質細胞が硬くなるため美容成分が浸透しにくくなります。さらに、ターンオーバー(肌の新陳代謝)が乱れると、古い角質が剥がれ落ちずに肌表面に溜まり、角質層を厚くしてしまいます。厚くなった角質層も、美容成分が浸透するのを妨げる原因に。つまり、乾燥しやすい目もとの肌はこの状態を作り出しやすく、美容成分が浸透しにくい部位なのです。   美容成分を角質層まで届けるテクニック 目もとの悩みをケアするためには、角質層のコンディションを整え、美容成分が浸透しやすい状態を作ることが重要です。   十分な保湿:角質層に浸透しやすい環境を整える 角質層に美容成分が浸透しやすい状態を作るには、まず肌自体の水分量を高め、角質層を柔らかく保つことが基本です。洗顔後、すぐに化粧水や美容液で水分を補給することで、角質層がうるおって柔らかくなり、次に使うアイケア製品の美容成分が浸透しやすい肌環境が整います。最後に乳液やクリームの油分で蓋をし、水分の蒸発を防ぐことも忘れずに行いましょう。   アイケア化粧品選び:目もとに特化した処方で集中ケア 目もとの特殊な皮膚構造に合わせて開発されアイケア化粧品は、乾燥やハリ不足のほか目もと特有の悩みにアプローチする処方がされています。また、低刺激設計であったり、美容成分の角質層への浸透を高めるための技術が用いられていたりすることも多いです。悩みや使用感、成分を確認して、ご自身の目もとの悩みに合うアイケア化粧品を選びましょう。   ホットタオルやスチーマーなどで肌を温め柔らかくする...

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  • 猫っ毛・太い髪・ダメージ毛…髪質別ヘアアイロンの使い方

    「自分の髪質に合ったヘアアイロンの使い方が分からない」「ヘアアイロンを使っても、すぐにスタイルが崩れてしまう…」そんなお悩みはありませんか?髪質に合ったヘアアイロンの使い方を知っていれば、サロン帰りのような美しい仕上がりを自宅で簡単に実現できます。この記事では、髪質別のヘアアイロンの適正温度や、おすすめのスタイリングをご紹介します。   髪質に合ったヘアアイロン使いがスタイリングの決め手 ヘアアイロンは、短時間で理想のヘアスタイルを実現する便利なアイテムです。しかし、間違った使い方や髪質に合わない温度設定では、スタイリングがうまくいかないだけでなく、髪のダメージを進行させてしまうことも。猫っ毛のような細く柔らかい髪、くせ毛、太くて硬い髪と髪質によって、ヘアアイロンの適正温度や使い方は大きく異なります。自分の髪質を理解し、それに合わせた使い方をマスターすることが、美しいヘアスタイルへの第一歩です。   あなたどのタイプ?髪質別の特徴と悩み まず、ご自身の髪質がどのタイプに当てはまるか、チェックしてみましょう。   猫っ毛・細い髪:ボリューム不足・スタイリングが取れやすい 猫っ毛や細い髪は、髪一本一本にハリやコシが少なく、柔らかいのが特徴です。そのため、根元からボリュームが出にくい、あるいはせっかくセットしたヘアスタイルがすぐに崩れてしまうといった悩みを抱えがちです。 さらに、髪が絡まりやすい上、熱や摩擦の影響を受けやすく、ダメージが進行しやすいというデリケートな性質を持っています。   くせ毛:うねり・広がりやすい くせ毛は、髪の内部のたんぱく質の結合が不均一であることにより、髪にハネやうねりが生じる髪質です。くせ毛の原因は、遺伝のほか、髪のダメージや加齢などの影響で後天的に発生することもあります。   太い髪・硬い髪:スタイリングがかかりにくい・まとまりにくい 太くて硬い髪の方は、しっかりとした質感がある一方、スタイリング剤がなじみにくく、ヘアアイロンの熱が内部まで伝わりづらいという特性があります。そのため、希望通りの カールやストレートを作りづらく、スタイリングしてもすぐ戻ってしまうのが悩みです。   カラーやパーマによるダメージ毛はダメージを悪化させないように注意が必要 ヘアカラーやパーマは髪の表面のキューティクルを開き、内部に薬剤を浸透させます。カラーリングやパーマを繰り返している髪は、キューティクルが剥がれ、髪内部の水分やたんぱく質などの栄養分が流出しやすい状態です。そのため乾燥してパサつき、切れ毛や枝毛ができやすくなります。ヘアアイロンの熱や摩擦は、こうしたダメージ毛にとってさらなる負担となる可能性がありますので、使い方に注意が必要です。   髪質別ヘアアイロンの適正温度 髪質に合わせた温度設定は、スタイリングの仕上がりを左右するだけでなく、髪へのダメージを軽減する上で非常に重要です。   細い髪・ダメージ毛には低めの温度でダメージを軽減 細い髪や、すでにダメージを受けている髪は、熱や摩擦に弱く、傷みやすいため、100℃~140℃程度の低い温度から試すのがおすすめです。低温で優しくヘアアイロンを滑らせることで髪への負担を抑えられます。   くせ毛:中温~高温設定で根元から毛先まで均等にあてる くせ毛の場合は、髪のうねりや広がりを抑えるために、ある程度の温度が必要です。目安としては140℃〜180℃程度ですが、くせの強さや髪型に応じて調整しましょう。高温すぎると髪を傷める原因になるため注意が必要です。スタイリングの際は...

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