春に意識したいスキンケア

春に意識したいスキンケアを特集した記事のヘッダー画像。満開の桜が、3月の肌バリア機能と美容リズムの重要性を示唆しています。

日本の3月は、行政上の年度末であり、3月決算の企業も多く企業としても年度末、学校関連でも卒業式・学年末と締めくくりと別れのイメージが強い月です。一方、先月2月は寒暖差の激しさに加え、降雨量も例年に比べて多く、気象上も異例な大きな季節の揺らぎを感じる月でした。冬の過酷な乾燥時期に加え大きく揺らいだ2月を過ごした肌は、抵抗力も衰え、様々な外的ストレスに敏感に反応しやすい状態にあると言えます。この状態を踏まえた春のスキンケアが求められます。

今回は春突入の季節に、バリア機能を意識したスキンケアについてお届けしたいと思います。


桜の開花が春到来を告げる

2024年の桜開花予想図マップ。桜の開花は春の到来を告げるサインであり、季節のリズムに合わせたスキンケア開始の目安となります。

 

ウェザーニュース社による最新の桜開花予想によれば、3月18日の東京を皮切りに全国的に昨年よりも早い開花が見込まれています。いかなる天気予報よりも桜をはじめとする植物の方が、季節を正確に伝えてくれると言えるのではないでしょうか?お住いの地域により桜の開花時期は異なりますが、開花=春の到来と捉えてください。

先月号よりお伝えしている「美容リズム」のうち「季節のリズム」で触れた通り、桜の開花により「春」が到来しますので、美容のリズムの面では「春」を意識した美容ライフを送ることが求められます。


2024年「春」に取り組むべきスキンケア

東京の春の気象データ表。激しい寒暖差と日射量の増加を示し、春の肌ストレスに対応する保湿と紫外線対策の必要性を解説。

 

まず、肌環境を確認しましょう!

昨年、2023年の2月~4月の気象庁による東京の気象データを確認すると、冬の2月を過ぎると、気温・湿度・日照時間・日射量のすべてが毎月上昇し続けることが明らかです。また、3月、4月の寒暖差も2月以上に激しいこともわかります。温暖化の影響なのか、季節は2週間程度早く進んでいる感覚ですので、4月の昨年の気象状態が3月中にも起こりうると捉えておくことが賢明です。
キーワードとしては、「激しい寒暖差」&「日照・日射量の増加」の2点となります。

激しい寒暖差へのスキンケア

寒暖差は肌にとり大きなストレスとなり、肌代謝が損なわれ、結果として、肌荒れ、ごわつき、シワ、たるみなどに繋がる要因となります。また、春は強風が吹き荒れる日もあり、花粉をはじめ微粒子状の汚染物質が舞いやすく肌を攻撃してきます。花粉症などの微粒子対策を行いながら、保湿ジェルクリームなどの仕上げによるバリア機能を発揮させることに心がけましょう。

日照・日射量の増加へのスキンケア

6月の夏至に向かって日照・日射量は増え続けます。

冬を過ごし抵抗力が衰えた肌にとって紫外線は大敵で、特に、曇も窓さえも透過する紫外線A波(UVA)はシワの原因となり、厄介ものであり油断しがちです。紫外線対策としての日焼け止めが必須となりますが、塗布量が足りないひとが多いことが報告されています。たっぷりと塗り、日中は塗り直すことを習慣化することが大切です。


美容リズムの変化に応じたスキンケア

1月号よりお伝えしている美容の5つのリズムについて、今回お伝えする「季節のリズム」「年齢のリズム」「生活のリズム」が最終となります。

季節のリズム

春~夏~秋~冬~、四季のある日本では季節に応じたスキンケアへの取り組みが必要です。気温・湿度・日照時間の変化に応じて、肌細胞も、時には防御的な活動をし、結果として肌代謝の乱れや肌トラブルに繋がってしまうことも。気温・湿度・日照時間の変化も肌ストレスの一因ですので、その変化を緩やかなものと肌に感じさせ、変化に適応させてゆくことが求められます。季節に応じたスキンケアテーマを下図に整理しました。ベーシックなスキンケアステップに季節毎のテーマを付け加えましょう。

季節のリズムに応じたスキンケアテーマの図解。春の肌再生や夏のUVケアなど、年間を通じた肌悩みに合わせた美容プランを提案。

 

年齢のリズム

年齢とともに肌のターンオーバー周期が長くなることは、残念ながら避けられません。
健康なターンオーバーを促しながら、ターンオーバーにより形成された新たな表皮細胞の健やかさを保ち、角質細胞にも正常にバリア機能を果たしてもらうことが重要です。また、3か月ごとに季節の変わる日本では、3か月毎にお肌も季節の影響を受けることとなります。つまり、ターンオーバー周期を意識したスキンケアが、年齢に応じたターンオーバー周期の違いを克服するスキンケアともなります。エイジングケア=中高年のスキンケアと捉えられがちですが、年齢を問わず、年齢に応じたスキンケアと認識してください。

年代別の肌ターンオーバー周期を示すイメージ図。年齢を重ねるごとに周期が長くなるため、年齢のリズムに応じたエイジングケアが重要です。

 

生活のリズム

食生活、睡眠、運動などライフスタイル全般に関わるリズムとなります。まずは、規則正しい生活が基盤となります。進学、就職、転職、結婚、転居など生活環境の変化は生活のリズムを一変させます。変化した生活のリズムに慣れるまで一定の期間が必要ですが、新しいリズムを一定に保つことが大切です。 そして、バランスの良い食事、良質な睡眠、適度な運動習慣を意識し、化粧品やサプリメントによる美容ライフを万全で効果的なものにしましょう。

春突入の季節に、バリア機能を意識したスキンケアについてお伝えしました!
さて次回のテーマは“環境変化へのスキンケア”をお伝えします。

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  • アイクリームで目元の肌の潤いを守る。基本の選び方と使い方を解説

    目元は顔の中でも皮膚が薄く、皮脂腺が少ないため、乾燥しやすく、年齢による変化も現れやすいパーツです。アイクリームは、目元の乾燥を防ぎ、潤いを保ちやすい状態へ整えることを目的にした、部分用の保湿クリーム。乾燥やハリ不足などのエイジングサインを感じてから慌ててアイケアを始めるのではなく、早いうちからアイクリームで目元の保湿ケアを習慣化することで、肌に潤いを与え、なめらかに保つことができます。この記事では、アイクリームの役割、全顔用クリームとの使い分け、目元の状態に合わせたアイクリームの選び方や基本の使い方を解説します。   目元の印象が変わったら、アイクリームを取り入れるタイミング 夕方になると目元がカサつく。目の下のコンシーラーがヨレる。いつものアイシャドウが、きれいに発色しない。そんな違和感は、目元の乾燥が関わっていることがあります。アイクリームを取り入れる目安は、乾燥による小じわやハリ不足をはっきり感じてからではありません。こんなサインが続くときは、目元の保湿を見直してみましょう。 目元のどんより感が気になる アイラインが引きにくく、ヨレやすい アイシャドウが粉っぽく、発色しにくい 目の下のコンシーラーがヨレやすい 夕方になると、まぶたや目の下が乾く しっかり休んでも、冴えない印象に見える アイクリームは年齢に関わらず早いうちから取り入れよう アイクリームは、40代くらいで始めると思われがちですが、年齢で区切る必要はありません。肌の変化は20代後半から始まっていると言われており、早いうちから目元ケアを始めることで、将来の目元の印象に備えることに繋がります。乾燥でまぶたがカサつきやすい、アイメイクをする機会が多い、目元だけ保湿不足を感じるなど、自分の目元の肌状態をみて取り入れましょう。   アイクリームはデリケートな目元の肌に合わせた乾燥対策アイテム アイクリームは油分ベースで構成されているものが多いため、肌の角層に潤いなどの成分を与えるだけでなく、肌の表面を保護するふたのような役割もあります。目元の肌に潤いを与えて整えることで、乾燥による小ジワを目立ちにくく見せたり、乾燥で強調されやすいどんより感を目立ちにくくしたりするサポートとして役立ちます。 乾燥しやすい目元を集中保湿 目元の肌に水分と油分を補い、なめらかに整えます。まぶたの乾燥が気になる人や、空調の効いた室内で過ごす時間が長い方は、保湿ケアのひとつとして取り入れてみましょう。  乾燥による小ジワ対策 肌が乾燥するとキメが乱れ、細かな小ジワが目立ちやすくなります。保湿によって肌をなめらかに整えたり、ハリや弾力をサポートすることで、乾燥による小ジワを目立ちにくくします。 乾燥で目立ちやすいくぼみ感・ハリ不足・どんより感をケア 乾燥によってキメが乱れると、目元の凹凸やどんより感が強調されて見えることがあります。アイクリームは、くぼみそのものを変えるものではありませんが、潤いを与えて肌表面をなめらかに整えることで、明るい印象へ導きます。   アイクリームと全顔用クリームの違いは目元に合わせた設計かどうか 「そもそも、全顔用のクリームでは目元のケアはできないのか?」という疑問がありますよね。一般的な全顔用クリームは、頬や額など、広い面積の油分・水分バランスを平均的に整えるように作られています。対してアイクリームは、目元の特殊な構造に合わせて開発されているアイテムです。目元特有の悩みに応じた成分が配合されていたり、動きが激しく乾燥しやすい目元にぴったりと密着するテクスチャーが多く、薄い皮膚にも負担をかけにくいのが特徴。デリケートな目元に使うことから低刺激な設計になっているものもあります。目元の潤いバランスを整えるためには、全顔用クリームだけでなく、アイクリームも検討してみましょう。   アイクリームを選ぶときは目元悩みに応じた成分かチェック アイクリームを選ぶときは、単にネット上でおすすめされているものを選ぶのではなく、自分の肌や悩みにあった成分・テクスチャー・使用感などをチェックしましょう。乾燥、ハリ不足、くすみ感、敏感肌など、悩み別に解説します。 乾燥・カサつき・ハリ不足が気になる場合 ここがポイント:保湿感、のびのよさ、肌への密着感 注目したい成分:セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、スクワラン...

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  • エイジングケアとは?化粧水・美容液・クリームの選び方と注目成分

    ふと鏡を見たときに小ジワが気になったり、フェイスラインに違和感を覚えたら、それはエイジングサインの現れかもしれません。乾燥しやすくなった、メイクのりが悪くなったなど、これまで使ってきた化粧品だけでは物足りなさを感じたら、エイジングケアを検討してみましょう。この記事では、エイジングケアのはじめどき、化粧水・美容液・クリームの選び方、お悩み別に取り入れたい注目成分までを徹底解説。正しいお手入れをマスターして、若々しい肌づくりを目指しましょう。   エイジングケアは年齢に応じたスキンケアのこと。肌の変化を感じたらはじめどき エイジングとは、年齢を重ねることによって起こる変化のこと。エイジングケアは「何歳からはじめるべきか」という疑問を持つ方も多いですが、一概に年齢で区切れるものではありません。顔は、年齢を重ねるうちに、筋肉や皮膚の弾力が衰えていきます。さらにストレス、生活習慣の乱れなど、加齢以外にも複雑な要因が重なり合うことで、結果としてシミやシワ、たるみといった肌トラブルが肌表面に現れやすくなります。また、大人になると、肌の乾燥やハリ不足によって毛穴が縦長に広がって見える「たるみ毛穴」が気になることも。こうした肌の変化に合わせてお手入れを工夫することが、未来の肌作りにつながります。 こんな肌変化がエイジングケア開始のサイン 乾燥しやすくなった 乾燥小ジワができはじめた 薄いシミが気になりはじめた 肌がたるんで顔の印象が変化してきた メイクのりが悪くなった 夕方になると肌がしぼんだように見える たるみ毛穴が気になる(毛穴が縦長に広がって見える) アイラインがヨレやすくなった いつもの化粧品がなんとなく合わない こうした変化がひとつでも当てはまる場合は、エイジングケアを取り入れるタイミングといえます。 エイジングケアは何歳からはじめる? エイジングケアと聞くと、30代後半から40代前半ごろからはじめるというイメージがあるかもしれません。しかし肌は20代から変化がはじまっており、早いうちから取り入れることで、将来の肌の変化への備えにつながります。年齢に関係なく、気づいたときからエイジングケアを検討することが、シミやシワに備える第一歩となるのです。   乾燥・紫外線・生活習慣の乱れが肌の変化を引き起こす要因 加齢と合わせて、肌の変化を引き起こす原因として、乾燥や紫外線、生活習慣の乱れがあります。 〈原因1〉乾燥 水分不足がシワ、たるみの引き金に 乾燥して水分バランスを崩してしまった肌は外部からの刺激を受けやすいデリケートな状態。潤いが不足していると、肌がピンとしたハリを保てなくなり、結果として乾燥による小ジワやハリ不足が目立ちやすくなることがあります。 〈対策〉洗いすぎを避け、洗顔後はすぐに保湿を 洗顔をする際は、洗浄力や使用感が自分の肌に合うものを選び、擦らずやさしく洗いましょう。洗顔後はすぐに化粧水で水分を補い、美容液やクリームなどで潤いをキープ。エアコンに長時間あたることも肌の乾燥を招く原因になるので、日中は保湿ミストや加湿器を取り入れて対策しましょう。 〈原因2〉紫外線 UVダメージによるシミやハリ不足 紫外線は日焼けだけでなく、シミの原因にもなります。シミは紫外線などの影響でメラニンが過剰に分泌され、肌の表面に茶色く残り、目立ちやすくなった状態。また、紫外線には種類があり、肌表面を黒くするUV-Bのほかに、肌の奥まで届くUV-Aがあります。UV-AはUV-Bほどわかりやすい変化を感じないのですが、肌の弾力を支えるコラーゲンやエラスチンにじわじわダメージを与え、シワやたるみの一因になるとされています。 〈対策〉日中は徹底的に紫外線から防御を 紫外線をガードすることは、今の肌も未来の肌も守ることにつながります。特に昨今の日本では、紫外線量が増加傾向にあるため、日中は日焼け止めを塗ることを習慣にしましょう。さらにサングラスや帽子、UVケア効果のあるリップクリームなどを使い、紫外線から徹底的に肌を守りましょう。...

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  • 目元ケアの基本を解説!パック、アイクリーム、美容ギアなど悩みに合わせたケア方法と選び方

    目元ケアとは、目元の乾燥やハリ不足など、目周りの悩みに応じたケアのことです。「最近、アイライナーが引きにくくなってきた」「目元にハリがなくなった気がする」そんな変化を感じはじめたら、目元ケアの取り入れどきかもしれません。この記事では、目元ケアの必要性からケア方法、パックやパッチ、マッサージ、注目の美容ギアまで目元ケアの基本を解説していきます。自分の目元悩みにあったケア方法を見つけ、毎日のケアに取り入れてみましょう。   目元は年齢による変化が現れやすく、早めのケアが大切 なぜ、目元は変化が現れやすいのか。その理由の一つが皮膚の薄さにあります。目元は顔の中でも皮膚が薄く、頬の皮膚の厚さの約1/3程度(卵の薄皮ほど)しかありません。皮脂腺が極端に少ないため乾燥しやすく、外部からの刺激にとても敏感なパーツです。 また、目元は1日に何度も繰り返すまばたきや表情によって、常に動く部位。アイメイクやクレンジングなどで触れることも多く、摩擦の影響を受けやすくなっているため、乾燥やハリの変化が現れやすいパーツ。目元悩みが気になる場合は、目元専用のケアを取り入れるのもおすすめです。   目元のケアはいつから?こんな変化を感じたら取り入れどき 目元ケアというと、「ある程度の年齢を重ねてから」と思う人も多いのではないでしょうか。目元は年齢とともに眼輪筋の機能低下や皮膚の薄さによる変化が現れやすくなるため、20代からケアを取り入れても早すぎるということはありません。まずは、それぞれのお悩みの症状とおすすめの初動ケアをチェック! 目元がカサつくようになった 洗顔後のつっぱり感や、夕方になるとファンデーションのヨレが気になるという場合は目元の潤いが不足しているサイン。 想定される原因 クレンジング時に擦りすぎたり、保湿ケアが足りなかったりすると、目元の乾燥がどんどん加速してしまいます。まずは保湿ケアや洗顔方法を見直しましょう。 おすすめの初動ケア 目元用のパック・パッチで集中的に保湿する アイメイクのオフには専用リムーバーを使うなど、クレンジング時に目元を過度に擦らないようにする 乾燥による小ジワが気になりはじめた 笑ったときや夕方に、目の下の細かな線を気にしたことはありませんか。目元の乾燥によって小ジワが目立ちやすくなっているかもしれません。 想定される原因 日中の水分不足によって目元が乾燥しています。また、紫外線のダメージも、コラーゲンやエラスチンが減少させ、その結果シワに繋がりやすくなります。エアコンの風を1日中浴びているなど、乾燥しやすい環境にいるときはこまめに保湿をしましょう。 おすすめの初動ケア メイクの上からも使えるフェイスミストなどで保湿する セラミドやヒアルロン酸配合のアイテムで継続的な保湿ケア 紫外線対策を徹底する まぶたのハリ不足、たるみが気になりはじめた 「ファンデーションが目の下のシワに入り込む」「まぶたが何だか重い」といった変化はハリ不足やたるみができはじめるサインかもしれません。 想定される原因 人は1日に約2万回もまばたきをすると言われており、さらに目を細めたり、見開いたりと目の周りにある筋肉「眼輪筋」を日常的に酷使しています。加齢によってこの眼輪筋が衰えると、目元の印象に変化を感じる人もいます。 おすすめの初動ケア マッサージなどで筋肉をほぐす クマやくすみの目元印象で「疲れている?」と聞かれるようになった...

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