秋本番の10月、 一気に気温が下がり肌寒さを感じるようになりました。日本神話では、日本中の神様が出雲に集まり会議を開く月なので、出雲以外の地域では神無月(かんなづき)と呼ばれますね。ちなみに神様が集まる出雲では神在月(かみありつき)と呼ばれます。例年であれば、運動会、秋祭り、北からは紅葉も始まり、レジャー・行楽には絶好の季節ですが、コロナ感染防止対策を意識しながら、楽しみと発散の機会を工夫してゆくことになるのでしょう。
今回は、“秋本番のスキンケア” へのヒントをお届けします。
10月の肌環境キーワード!「乾燥」と「代謝不良」が肌力を衰えさせる
肌からの水分蒸散量と皮脂分泌量の変化イメージ
肌からの水分蒸散量が上昇し続け、乾燥へ一直線の季節です。肌にとって最後の砦とも言える皮脂分泌量も減少し続け、上記の図のように、これらがグラフ上で交差し、さらにその傾向に拍車がかかってゆきます。
気温が急に下がる日もある秋本番の10月。家でのルームウエアや寝具の衣替えが遅れて、冷えを感じる場面はありませんか?気候変化にカラダ・お肌がついていけず、血行不良を引き起こし代謝が衰え、くすみやゴワつき、肌荒れ、カサつきなど様々な肌の不調をきたす時期でもあります。
つまり、10月は、「乾燥」と「代謝不良」が重なり、肌力の衰えを引き起こし、肌老化(シワ・ハリ不足・たるみなど)が進みやすい時期と言えます。せっかくの化粧品の美容成分たちも、肌の基盤が揺らいでいては、十分にその効果を活かせません。
「保湿」と「代謝」にかかわる肌への栄養成分としての注目成分
・保湿の王様!PGA(ポリグルタミン酸)納豆のネバネバ成分が由来のポリグルタミン酸は、アミノ酸の一種グルタミン酸が連なったもので、その保水力はヒアルロン酸の9倍との研究結果が報告されています。さらに、肌表面に膜をつくり、肌からの水分の蒸発も防いでくれる機能もあります。
・代謝サポートへの整肌成分!GINKGO(イチョウ葉エキス)欧米にて認知症予防薬やサプリメントとして幅広く利用されてきたイチョウ葉エキスの最大の効能は血流促進と言われています。化粧品成分としても多様な効果効能の研究が行われていますが、肌状態を整え、正常な代謝を促す整肌成分として有用です。
肌にとって最も過酷な冬への備えの意味でも、肌力の衰えへのケアとして「保湿」と「代謝」を意識したスキンケアに取り組みましょう。
秋本番のスキンケアのヒントについてお届けしました!
次回テーマは“キーワードは“冬肌準備のスキンケア”です。