ほうれい線とは?目立ちやすくなる原因と毎日のケアを解説

口元の影が以前より濃く見えたり、ファンデーションがほうれい線にたまったりすると、「急に年齢を感じる印象になったかも」、「スキンケアが合っていないのでは?」などと、気になってしまいます。ほうれい線の見え方には、加齢による肌のハリや頬のふくらみの変化に加え、乾燥や紫外線、骨格、日常の癖なども関係します。この記事では、ほうれい線が目立ちやすくなる仕組みや、目立ちやすい人の特徴を解説。毎日のスキンケアをはじめ、美容液やクリーム、部分用パック、セルフマッサージ、美容ギアを使ったホームケアも紹介していきます。


ほうれい線は、小鼻の脇から口角の横へ伸びる溝状のシワ

ほうれい線は、小鼻の脇から口角の横へ伸びる溝状のシワで、医学的には「鼻唇溝」と呼ばれます。ほうれい線が目立つと口元に影が生まれ、顔全体が疲れて見えたり、不機嫌な印象に見えたりすることがあります。ほうれい線の深さや見え方には、個人差があり、加齢による肌のハリや弾力、頬の脂肪や筋肉などが関係しています。

マリオネットラインやゴルゴラインとは現れる位置が異なる

ほうれい線と混同しやすいものに、「マリオネットライン」や「ゴルゴライン」があります。ほうれい線は小鼻の脇から口角の横へ伸びるものですが、マリオネットラインは口角の下から顎へ伸びます。ゴルゴラインは、目頭の下から頬の中央へ向かって斜めに現れるラインのため、ほうれい線とは違う見え方をします。

年齢を重ねると肌のハリ不足でほうれい線ができやすい

肌のハリや弾力を支えているのが、真皮にあるコラーゲンやエラスチンです。年齢を重ねると、これらの状態が変化し、肌のハリや弾力が低下しやすくなります。さらに、頬や口元の筋肉が衰えると、脂肪や皮膚を支える力も弱まり、頬のふっくら感やボリュームの位置が変化します。その結果、たるんだ頬と口元の境目にある溝や影が深くなり、ほうれい線が目立ちやすくなります。


ほうれい線は環境や生活習慣でより目立ちやすくなる

ほうれい線の深さや影の見え方には個人差があります。肌の乾燥や紫外線の影響、頬の脂肪のつき方や骨格に加え、頬杖や片側だけで噛む癖なども関係します。普段の肌状態や何気ない習慣を振り返り、自分に当てはまるものがないか見てみましょう。

肌が乾燥すると、ほうれい線まわりの影が強調されやすい

肌の潤いが不足すると、キメが乱れて表面がなめらかに整いにくくなり、頬のふっくら感も失われやすくなります。その結果、頬と口元の境目にある溝や影が強調され、ほうれい線が深く見えることがあります。夕方になるとファンデーションがほうれい線にたまる、エアコンの効いた室内で口元がカサつくといった場合は、乾燥の影響を受けている可能性があります。日頃の保湿ケアを見直してみましょう。

紫外線の影響が重なると、肌のハリ不足につながりやすい

紫外線の影響が積み重なると、肌が乾燥しやすくなるだけでなく、ハリや弾力の低下にもつながります。頬のふっくら感が失われることで、頬と口元の境目にあるほうれい線も目立ちやすくなります。通勤や買い物など短時間の外出が多い人や、窓際で過ごす時間が長い人も、日常的に紫外線を浴びています。日焼け止めは季節や天候に関わらず塗り、屋外で過ごす時間が長い日はこまめに塗り直しましょう。

頬杖や片側だけで噛む癖は、ほうれい線の左右差につながることがある

デスクワーク中にいつも同じ側で頬杖をついたり、食事で片側の歯ばかりを使ったりしていると、左右で頬にかかる圧や口元の筋肉の使い方が偏りやすくなります。鏡を見たときに、片側のほうれい線だけが深く感じられる場合は、普段の姿勢や噛み方も振り返ってみてください。頬杖を控え、左右どちらか一方の歯ばかりを使わないよう意識しましょう。

頬の脂肪や骨格によって、若い頃から目立つ人もいる

頬の脂肪が少ない人や、頬のふくらみと口元の境目が元からはっきりしている人は、若い頃からほうれい線が目立つことがあります。笑っていないときも口元に影が見える場合は、頬骨や口元の骨格、脂肪のつき方が関係しているかもしれません。顔立ちによってほうれい線が目立ちやすい場合でも、乾燥や紫外線の影響でシワがさらに強調されないよう、毎日の保湿とUVケアで肌状態を整えておきましょう。


ほうれい線ケアは、シワだけでなく頬から口元まで一体で行う

ほうれい線の見え方には、シワの周囲にある頬や口元の乾燥、ハリ感も関係します。ほうれい線の溝だけに化粧品を塗り込むのではなく、顔全体を整えたうえで、頬から口元まで丁寧に潤いを補うのがポイントです。洗顔後は、化粧水、美容液、乳液、クリームの順に顔全体へなじませ、乾燥しやすい頬や口元には少量を塗り重ね、手のひらで包み込むようにやさしくなじませましょう。肌を持ち上げようと引っ張ったり、指で溝へ押し込んだりする必要はありません。口元から頬へ向かって、肌を擦らずやさしく触ってください。

ほうれい線ケアに使う化粧品は、乾燥とハリ不足に合わせて選ぶ

口元のカサつきが気になるのか、頬のハリ不足が気になるのかによって、選びたい化粧品は異なります。毎日のケアには美容液やクリーム、ほうれい線まわりを部分的に保湿したいときにはパックなど、役割に合わせて取り入れましょう。

クレンジングと洗顔は、摩擦を避けてやさしく落とす

クレンジングや洗顔で肌を強く擦ると、摩擦の刺激で乾燥や肌荒れにつながることがあります。クレンジング料はメイクとやさしくなじませ、洗顔料は十分に泡立てて、泡で包み込むように洗いましょう。熱いお湯は肌の乾燥を招きやすいため、すすぎにはぬるま湯を使います。タオルで水分を拭き取るときも、擦らずに軽く押さえるようにしましょう。

化粧水で水分を補い、乾燥しやすい頬と口元には丁寧になじませる

洗顔後は時間を置かず、化粧水を顔全体になじませます。手のひらで肌を包み込むように押さえ、乾燥しやすい頬や口元にも丁寧に潤いを与えましょう。ほうれい線の上だけに重ねるのではなく、頬から口元までを面で整えることがほうれい線ケアには大切です。

肌悩みに合わせて必要なケアを美容液でプラスする

美容液は乾燥やハリ不足など、肌悩みに合わせたケアを取り入れたいときに使うアイテムです。顔全体になじませた後、頬や口元など気になる部分へ重ねます。乾燥が気になる肌にはヒアルロン酸やセラミドなどの保湿成分、ハリ不足が気になる肌にはナイアシンアミド、レチノール、ペプチド、ビタミンC誘導体などを配合したアイテムがおすすめ。自分の肌に合う使用感や、毎日続けやすい製品を選びましょう。

乳液やクリームで潤いを守り、ハリ・ツヤのある肌印象に整える

化粧水や美容液で肌を整えた後は、乳液やクリームを重ねて潤いを守ります。特に頬や口元の乾燥が気になる場合は、顔全体になじませた後、ほうれい線まわりに重ね塗りしましょう。朝はメイクになじみやすい軽やかなテクスチャー、夜は肌をしっとり包み込むようなタイプなど、使用するタイミングに合わせて使い分けましょう。製品ごとに推奨される使用順や使用量を確認し、頬から口元までやさしくなじませてください。

部分用パックは、ほうれい線まわりを覆いながら保湿する

部分用パックは、頬や口元に一定時間密着させ、気になる部分を覆いながら潤いを補うアイテムです。メイク前や、頬から口元まで丁寧に保湿したい夜のスキンケアに取り入れます。頬から口元まで広めに覆いたい場合はコットンシート、密着感を重視する場合はゲルシート、ほうれい線を狙って貼り付けるニードルパッチなど、使いたいタイミングとケアしたい部位によって選択肢が広がります。パックを外した後は、肌に残った美容液をやさしくなじませ、乳液やクリームを重ねて潤いを守ります。使用時間や頻度は、製品に記載された方法に従いましょう。


朝晩のスキンケア時にセルフマッサージを取り入れるのもおすすめ

頬や口元を丁寧にケアしたいときは、朝晩のスキンケアにセルフマッサージを取り入れてみましょう。クリームや乳液をなじませた後に行うと、指が肌の上をなめらかに動き、摩擦を抑えられます。

頬と口元をやさしくなでるセルフマッサージのやり方

クリームや乳液を顔全体になじませた後、中指と薬指の腹を小鼻の横に軽く添え、頬の外側へ向かってゆっくり滑らせます。次に、口角の横から耳の前へ向かって、頬の丸みに沿うように指を動かしましょう。指先ではなく指の腹を広く当て、肌の表面をやさしくなでる程度の力で行います。肌を持ち上げようとしたり、強く引っ張ったりしないよう注意してください。左右それぞれ2〜3回を目安に行い、最後は手のひらで頬全体を包み込むように軽く押さえます。


美容ギアは、より本格的に頬・口元のケアを補う

頬や口元をさらに丁寧にケアしたいときは、EMSや温感などの機能を搭載した美容ギアも選択肢になります。美容ギアによるほうれい線への効果は、搭載されている機能や製品によって異なりますが、手だけでは取り入れにくい表情筋への刺激や温感ケアを自宅で行えることは、美容ギアを使うメリットです。ほうれい線だけを狙うのではなく、頬や口元を広くケアする目的で取り入れてみてください。

頬や口元をどのようにケアしたいかで機能を選ぶ

頬や口元のハリ不足が気になる場合は、電気刺激によって表情筋に働きかけるEMSを搭載した美容ギアが候補になります。自分では意識して動かしにくい部分にも刺激を与え、表情筋や、引き上げへのアプローチに向いています。加えて肌を温めながら心地よくケアしたい場合は、RFやヒーターなどによる温感機能に注目を。振動機能やイオン機能などは、潤いや成分を肌の角質層にしっかり届けたい人におすすめです。搭載されている機能は製品の説明をよくチェックして、頬や口元にどう働きかけたいのか、目的を決め選びましょう。

口元に沿わせやすい形状や強さの調節機能も見ておく

小鼻の脇や口角まわりには凹凸があるため、ヘッドが大きすぎると気になる部分に当てにくいことがあります。頬全体をケアしながら、口元にも沿わせやすい形状か確認しましょう。EMSなどの刺激を伴う機能は、強さを段階的に調節できるものが便利です。1回の使用時間、充電方法、併用できる化粧品、専用ジェルの有無も、購入前にチェックしておきたい項目です。

美容ギアで無理に引き上げたりせず、使用方法に沿って正しく使う

美容ギアを使うときは、ほうれい線だけに長時間当てたり、無理に引き上げようとしたりせず、製品の説明に沿ってヘッドをやさしく当てるようにしましょう。使用できる部位や併用する化粧品、時間、頻度は製品によって異なります。説明書に記載された方法を守り、赤みや刺激を感じた場合は使用を控えてください。ハンドプレスのスキンケアに物足りなさを感じている人は、頬や口元に使える機能から、自分に合う美容ギアを探してみましょう。

 

ほうれい線ケアは、毎日の保湿を基本に肌状態に合う方法を選ぶ

ほうれい線の見え方には、肌のハリや頬のふくらみの変化、乾燥、紫外線、骨格、日常の癖などが関係します。毎日のケアでは、ほうれい線のシワの部分だけに化粧品を重ねるのではなく、顔全体を整えたうえで、頬から口元まで丁寧に潤いを補いましょう。乾燥やハリ不足に合わせて美容液やクリームを選び、ほうれい線まわりを丁寧に保湿したいときは部分用パックを使います。セルフマッサージや美容ギアも肌状態に合わせて組み合わせ、潤いとハリ感のある頬・口元を目指しましょう。

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